2013/12/15

PowerShot S100の裏技

昨年,それまで使っていたパナソニックのレトロコンデジから,やっとキャノンのPowerShotS100に乗り換えました。画質はたしかに段違いできれいで,それ以来どこに行くにもお供にしています。

最近(と言っても夏か),PowerShotS120が発売されたようで,何とこのカメラには星空モードなるものがあるらしい。

S100は最長で15秒までしか設定できず,しかもなぜかISO80に感度を強制的に落とされてしまう。これまで皆既月食やら流星群やらをこれで撮ろうとしてきましたが,やはりコンデジの限界か,と諦めていました。

それが,S120では標準機能として星空や軌跡が撮影できてしまう。これは欲しい。。。

でも実売価格4万弱ではなかなかホイとは手が出ません。悩みながらネットでS100のことを調べていましたら,CDHKなるものの存在を知りました。


これはCannon Developers Hacking Kitの略だそうで,ロシアンファームとか色々言われています。仕組みは,デジカメのファームウェアアップデートと見せかけて,本来デジカメが持っている機能をフル活用させることができるソフトらしい。

へぇ,世の中にはこんなものがあるのかぁ,と期待が膨らみます。

で,2晩ほど試行錯誤の結果,私のS100でも動作成功しました!

さまざまなことができるようですが,とりあえず試してみて成功したっぽいのが,
長秒撮影とインターバル撮影。

長秒は星空撮影に使えそう。インターバルは風景などで雲の動きや夕焼けの変化を連続写真として撮影できそう。まだ室内でテストしてみただけですが。

これならS120はしばらく買わなくてもいいかなあと思っています。
撮影に成功したら,こちらか,もう一つのブログの方で報告したいと思います。

2013/05/06

固定局再免許その後

以前,固定局の再免許について書きました。

その後,1月か2月に再免許申請を済ませ,納付金を納入しましたが,処理状況が「審査中」のままになっており,一向に進まないようです。免許期限が8月なので,それまでこのままなのか。せっかく半年前に申請したのに,これが期限直前で審査が通らないことに,もしなった場合,大変困るわけです。

このまま待てばいいのか,手続きを忘れられてしまったのか。
何とかして欲しいものです。

(まあ,電話して聞けばそれまでですが)

2013/03/26

HB9CV接触不良?

一年間,自作HB9CVを使用してきました。
上げた当初から,少し変な様子があったのですが,一年通してみて分かったこと。
どうやら,雨の日はSWRが落ち着く。そうでない,ドライな日は21.03あたりでSWRが2近くになります。

こういう時はリグに仲介しているマニュアルチューナーで無理やり合わせて使用していました。が,何となく,応答率が劣るような。位相給電の動作をしてないような感覚がありました。

そこでどこかで接触不良かと予想。雨に当たる場所であり,エレメントではない。エレメントだとするともっとSWRが悪くなるはず,と予想して,マッチング部分ではないかと。

バリコンは一応タッパで防水してあるので,ロッド付近かと。心当たりは,ロッドのショートバー。目玉クリップでエレメントとバーをショートさせている。

そこがアルミと目玉クリップだから何かのメッキとで,何らかの接触不良を起こしている。雨が降ると導通が確保されて,SWRが改善する仕組みではないかなあと。

よって,目玉クリップとエレメントを確実に接触させる方法。タッピングビスで強制的に固定,接触させることを思いつきました。

春休み,天気のいい日を選んで実行。
ショートバー側の目玉クリップ,小型で質が悪いからか随分さびています。何とか下穴を開けてビス挿入。しかし,エレメント側の目玉クリップは大型で,さびてもおらず,キリの刃が立ちませんでした。仕方なく,もう片方の小型目玉クリップにも頑張ってビス挿入。計2箇所を加工しました。

ここで残念なことが。バリコンのケースとしていた,タッパが紫外線で劣化していました。今回の工事中に,同軸に負荷がかかって,ケースがぼろぼろと破損。ビニテで応急処置しました。やはり安物の,タッパでは屋外使用は一年持たなかったということです。

シャックに戻り,SWR計測。21.03でもSWR1.5,21.1でSWR1.3,21.2でSWR1.1となり,一年前に製作した時点の値になっています。

これでまたしばらく使い続け,再度悪化するようなら,限界と判断して,取替えなどを検討します。

2013/02/03

固定局再免許にあたり

私が開設している固定局の免許期限は今年の8月。免許期限の1年前から1ヶ月前までが再免許申請期間ですので,そろそろ手続きをしようと思いましたが,いわゆる新スプリアス基準についてずっと気になっていたので,TSSにその辺をメールで問い合わせをしてみました。

ところで,新スプリアス基準問題とは何ぞや,をごく簡単に説明しておきます。
トランシーバーからは自分の目的の周波数の電波を出す際に,どうしても不要輻射が多少出るわけですが,その幅の規制があります。保証認定や技術適合基準などは,それらが,法の規制内であることを保証しているわけです。

で,その基準がH17年から厳しくなった。もともと国際基準(WRC,世界無線通信会議)が厳しくなったことに対する措置で,世界共通。

そこで,国内ではH29年まで(その後H34年まで延長)は旧基準での機械を使えることにしたが,それ以降は使用できないことになった。

問題は,アマチュアの多くが使用しているH17年以前のメーカー機や,自作機などは新スプリアス基準をクリアできるものなのかどうか。(もしクリアできないとしたら,多くのアマチュアは,これを機会にアマチュア無線を止めざるをえなくなる。)アマチュア無線を老後も楽しみ続けたいと思っている40代の私にとっては,心にぽっかり穴があきそうな問題なのです。

また,それをクリアするには,アマチュアが個人で測定,製作,申請などをすべきなのか,またはTSSで保証認定を得ることができるのか。

ネットで調べても,決定的な答えはまだ見たことがありません。そして,無線を辞めるちょうどいい機会だ,という声や,もともと申請してない機械を使ってきたのだから,法がかわったところで自分には関係ない,このまま無線を続けるなどというアンカバを正当化するような声も見かけるのです。

新スプリアス基準など詳しくはこちら


さて,ここからが本題です。

今の固定局の開局は平成15年7月,日本製H5年頃製造のトランシーバー(A機とします)。(新品購入ですが,開局と製造がずれてるのは。。。)
H20年に変更なしで再免許。そしてH21年に,米国製トランシーバー(B機とします)を自作機扱いで追加。この時にはTSSで保証認定をとっています。

以下質問内容と回答を要約します。

1.(B機は旧スプリアス基準で保証認定されているのか,または新スプリアス基準なのか)

H19年12月1日以後の保証については,特に希望がない限り新スプリアス基準で保証認定をしている。(つまりB機については新スプリアス基準で保証認定されている)


2.(A機を今後も動作する限りずっと使用を続けたい。その場合,(旧スプリアス基準での保証認定のはずなので)再度,TSSで新スプリアス基準で保証認定を取り直すべきかどうか,取り直せるのか)

旧基準で保証認定された機械について,新基準への適合をどうするかはまだはっきりしていないが,世間で心配されているようなことは,心配ご無用である。(つまり,わざわざ新スプリアス基準での保証認定を取り直す必要はない)


3.(旧基準の経過措置期限であるH34年以降もA,B機ともに使用し続けるためには,具体的な手続きを教えて欲しい)

他に(変更や追加など)手続きするべき変更がないのならば,今,わざわざ手続きをする必要はない。


以上のやり取りをしました。
正直「ほっ」としました。そして,今回は何も特別なことはせずに,再免許申請をしようと思います。

(念のため書きますが,上記のやり取りはあくまでも私個人とTSSとのやり取りであり,記事をご覧になった方が申請などする際は,あくまでも参考程度に。これが元で発生した損害などは一切私は責任を負いません。)

ただ,巷ではいろいろな考えが錯綜しているわけで,早急に関係機関ではこの問題をクリアにするべきだと考えます。

特にJARLは,アマチュア無線人口が激減している中,死活問題と言えるのではないでしょうか。会員に何らかの方向性を早急に示してほしいものです。

2013/01/06

新アンテナのSWR


自室でトランシーバー(K2)内蔵のSWRメーターでの計測結果です。

14000 1.0
14050 1.2
14100 1.3
14150 1.5
14200 1.7
14250 1.8
14300 2.0
14350 2.1

18070 1.9
18080 1.9
18090 1.8
18100 1.8
18110 1.8
18120 1.8
18130 1.7
18140 1.7
18150 1.7
18160 1.6

屋根上でBR200で計測した結果とほぼ同じです。

運用はほぼ100%CWですので,14MHzはOKです。
ただ,18MHzはやはり,共振周波数はバンド外となっていました。18MHzの場合は,トタン屋根は14よりも影響を受けないようです。本来なら,再調整をするところですが,H40FNが18MHzでCQを出していたので呼んでみたところ,2,3度のコールで応答がありました。なので,とりあえずはこのまま使い続けることにします。

これで自宅から,7,14,18,21の4バンドが運用可能となります。ハイバンドでのチャンスが増えるので,DX,特にWとの交信が増えることを期待しています。


ダイポール設置完了

休み中に製作してきたダイポールアンテナ。本日屋根上に上げました。作業中、小雪が舞ってきましたが、何とか作業完了。

屋根の上でSWRアナライザーで計測。ガーン。18MHzは18500KHz付近に共振してました。14MHzはまずまず。

とりあえず今日の作業は終了。

2013/01/03

ダイポール製作

新春の製作第1弾は,数年前にハムフェアで購入したスワンのDIPメータキット。久しぶりの半田ごてで楽しかったです。トラップコイルを製作中だったので,完成後に早速共振周波数を測ってみると,ちゃんと動作していました。ただ,ダイアル目盛りが粗すぎて,精度が。。ディップを確認した後に,リグのスイッチを入れてビートを受信すると大体正確に分かります。やはり,SWRアナライザーがあるのでそれで事足りたようです。

続いて第2弾として,ダイポールを製作しました。いずれ屋根上に上げるつもりの,14/18MHz用,V型ダイポールです。

5.4m釣竿2本,マウント部はまな板。釣竿はまな板にピアノ線で固定しました。まず18MHz用エレメントを片側4.1mで竿に這わせます。ポールを最長に伸ばして計測。

以下,備忘録および参考までに。

ポールはフジインダストリの5m?ポールで,特に示さないものはポール最長で計測。

エレメント片側4.1mで,17230KHz SWR=1.1 →5cmカット
17300KHz SWR=1.1 →5cmカット
17500KHz SWR=1.1 →10cmカット
17900KHz SWR=1.1 →5cmカット及び、先端の加工、トラップコイル取り付けをしたところ、
18270KHz SWR=1.2となった。

SWR=1.5の範囲は、18100から18450KHz
SWR=2の範囲は、17970から18670KHz
18080KHzではSWR=1.6ぐらい。
地上高を下げると(給電点が3m程度)、18160で1.1、18081で1.2となった。

次に,トラップコイルの外側の,14MHz用エレメントの取り付け。
片側115cmでスタート。
18230KHz SWR=1.25 / 12130KHz SWR=1.25 (トラップコイルの短縮効果がだいぶ高い模様)
→30cmカット
13100KHz SWR=1.3 →25cmカット
14090KHz SWR=1.3
1.5の範囲は、14000から14180。14030で1.4

地上高を下げると
14080KHzでSWR=1.1となる。
以上で調整終了とした。

屋根上に上げると,おそらくトタン屋根の影響もあるので,ポールを少し下げた状態に近いと予想して,上記で終了しました。

最後は真っ暗になってしまい,撤収がやっとでテスト運用はできませんでした。さて,好天を待って,そのうちに屋根上に上げることにします。